焼く前に、竹のざるにのった神戸牛などを席まで持ってきます。「こちらを焼きますがいいですか?」と給仕が見せてくれるのがリュクス
「帝国ホテル東京」本館最上階の鉄板焼「嘉門(かもん)」さんは、緑豊かな日比谷公園を鉄板越しに望みながら、お料理をたのしむことができます。
アペリティフでは、シェリーをいただきました。帝国ホテルにはブッチャーと呼ばれる肉を仕入れる人がいるのですが、この方が凄い。特選と言われるサーロインやフィレを仕入れてきます。
ディナーコースのメニュー名は江戸城の門の名前を冠するユニークさ。焼く前に、竹のざるにのった神戸牛を席まで持ってきます。「こちらを焼きますがいいですか?」と給仕が見せてくれます。それから鉄板で焼いてくださいます。
魚介類もアワビや海老などを焼いてもらいました。焼き野菜の取り合わせで一通りそろう感じでしょうか・・・。派手なパフォーマンスはありませんが、名前を名乗ってからお肉を焼いてくれました。全てが礼儀正しさに繋がっていました。
特に母親世代が「帝国ホテル」に絶大なるブランド意識をもっていますが、それも納得。代々受け継がれてきたおもてなしの心には「さすが、帝国ホテルさん」と思えることが数多くあります。
1890年に「日本の迎賓館」として開業され、2015年11月3日に125周年を迎えた帝国ホテルさん。
開業125周年を記念として特選和牛を堪能する特別なランチコースも提供されています。お食事をたのしんだ後は、ロビーなどに展示されている年表やお写真などでホテルの伝統を感じてみてはいかがでしょう。
(画像出典:http://www.imperialhotel.co.jp/j/tokyo/)