斜面の上こそブドウ栽培の聖地!?ワイン造りとブドウ栽培の関係とは

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美味しいワインは、品質の高いブドウが必須。これは、ワイン製造者の中では基本中の基本です。ワイン醸造がどんなに進んでも、ブドウが本来持つポテンシャル以上の味わいは出せないとすら言われています。

さて、そんなブドウをより健全に高品質に育てるための条件として、日当りが考えられます。実は、銘醸地と言われる場所でより名声を得ている畑は斜面の上にあることがほとんどです。

一体、ブドウ造りに良い環境が斜面の上とはどういったことなのでしょうか。ここで考えていきましょう。

良いブドウ畑は適度な日照量が大切です。斜面の上は特に日照量が良いので好条件ですが、それであれば平地でも何ら問題はありません。

ただ、ブドウ栽培に関しては水はけがとても大切なのです。雨水がいつまでもドロドロと残ってしまう場所では、ブドウは健全に育たずに病気がちになる可能性もあります。斜面の上を争うように畑が軒を連ねているのはそんな理由があるんです。

しかし、ワイン造りに関してはさまざまな要素が絡んできます。良い条件であっても、並のワインしか造れない生産者も数多くいます。

結果、平地で厳しい環境であっても素晴らしいワインを生み出す生産者がいますし、結果的に高値で取引されるのは後者なわけです。

全ての条件が整った時、本当に歴史に名を残すワインが生まれるのか。これもまた分からないところ。ワインは一筋縄では行かないからこそ、面白いのです。

(photo:https://pixta.jp/)

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