山にいるべき鳥がカフェに・・・梟と触れ合える場所、フクロウカフェ。
猫カフェやウサギカフェ、更には爬虫類カフェと、動物を展示して時には触ることもでき、癒やしを提供してくれるカフェが増えています。
そんな中、肉食系で時には鋭い爪とくちばしで攻撃されるとさえ囁かれる鳥のカフェが現れました。
フクロウカフェです。カフェと言っても、動物と触れ合うことを中心とした空間が多く、通常のカフェを想像して行くとびっくりしてしまいます。
梟の見た目は、猫の瞳孔が開いたような鋭い眼光に、じっとこちらを伺うフォルムでみる者を威嚇しているのではと思われる様子なのです。
ところが、実は愛嬌のある、鳥なのです。
まず、じっとしていてその場から動かない習性があります。
そして、餌が欲しいときのみホーホーではなく、高い声で鳴くのです。
種類によって声のトーンと鳴き方が変わってきますがまるで小鳥や子猫が甘えるときのような声に聞こえたりもします。
時折見せる顔の方向転換は、180度もひねるほど回転しますし、傾げた様子などはどこが猛禽類なのかすら忘れさせます。
元来野生でも、日中は物陰にかくれて動かないものです。確かに子育て中は餌取りのため活発に狩りをしますが、繁殖と子育て中以外は夜行性です。
更に言えば、狙った獲物を逃さないための爪は、小動物を押さえ込むのに有利です。
足が思ったよりも太いのも、その獲物をついばむ為の下に延びたくちばしを器用に使えるようにするための支えだそうです。
あの独特のシルエットは正に自然界が生み出した完璧な美ゆえの賜物なのです。
そして、その美は非常におとなしくじっとしているわけですから、安心して展示出来るのです。
フクロウカフェへ脚を運び贅沢な時間を過ごしてみるのはいかがでしょう。
(photo:http://www.photo-ac.com/)