箪笥の奥に眠る遺産を“飾る”という格別な美。
お祖母様やお母様から戴いたお着物や帯。
作家物などの最高級の格のある物だけど、趣味が合わなかったり絵柄が古い感じがして、ずっと箪笥の奥にしまいこんでいるかたも、多いと思います。そのまま眠らせてしまうのは、何だか勿体ないと思われませんか?
最近、この様なお着物や帯を、屏風に仕立ててくれる表具屋さんが現れました。
一流の表具師が長年培った技術で、一流のお着物や帯を箪笥の中から美しく蘇らせてくれます。心艶やかになる屏風一つをお部屋に置くだけで、パッと華やかな印象になったり、シックでモダンになったり、その柄や色に応じて変化を愉しむことができるのです。
デザインは、着物の上前の柄や袖の柄だけ、帯はお太鼓柄や前柄を抜き取り無地の地の中に生かしたり、また、振袖をほどきパーツごとに裏打ちをし金地の中に着物の姿を平面に描いた物など、表具師とオーダーする方のセンスで出来上がるのです。
着物や帯のリメイクといえば、今まで余り趣味の良いものは少なかったけれど、屏風という形にして伝統美にまた新たな息を吹き込む発想は、今まで有るようで有りませんでした。
そして、優美さを楽しむということと共に、お祖母様やお母様が愛した物を側に置いていると、その愛情や優しさなどをいつも身近に思い出し、暖かで素直な気持ちになれるのではないでしょうか。
「着物屏風」格別な美をぜひ一度お試し下さい。
■玉木楽山堂(公式HP)
■玉木楽山堂 屏風のご依頼(公式HP)
■解説:表具(Wikipedia)
(photo:http://www.photo-ac.com/)