必ず知っておきたいワインの知識!AOCカテゴリーの基本!

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ワインを日頃から楽しまれている方でも、ワインの基本を知らなかった、という方が多くいます。
ワイン好きを公言しておきながら、もし仕事やプライベートでワインに関する簡単な質問に答えることができなかったら・・・。
そんなことにならぬよう、まずはワインのカテゴリー制度についてを知っておきましょう。これを知っておくと、ラベルを見た時にどんなワインであるのかを、読み取ることができるので便利です。

●フランスワインを基本に見る
「AOCワイン」のことは聞いたことがあると思います。AOCとはフランスワインにおける原産地統制名称の略であり、産地の個性を守るためのワイン法のひとつです。
これがついていれば絶対美味しいワインである、ということではなく「その産地で作られた葡萄を使い、その産地で醸造され、その産地で瓶詰めされた」など、該当する地域で作られたワインを保証するものです。
ワインはどの産地で穫れたぶどうを使用しているか、ということは絶対的に重要なファクターです。そのため、こういった地域性に特化した法律が決まっています。

●カテゴリーの読み解き方
高級ワインとカジュアルなワインの違いは一概には言えませんが、前述したAOCの範囲が狭まるほど高価になる傾向があります。
例えば、ロマネコンティですが、これはフランスブルゴーニュ地方にある畑の名前です。実は、ロマネコンティの畑を名乗るためにはそれ相応の厳しい基準をクリアしなければなりません。
AOCの名前は、どんどん狭くなればなるほど高級です。ロマネコンティでは白ワインは認められていないので、製造されたらAOC名はブルゴーニュなどとなります。
赤ワインを造った場合、法律規定の厳しさでAOCコートドニュイ(地域)、AOCヴォーヌロマネ(村)と表記できる範囲が狭くなります。そして、グランクリュとして相応しい規定まで全て守ってワインを製造した時、はじめてAOCロマネコンティが名乗れるのです。

分かりやすい例えると、東京都、23区、港区、六本木、森ビル、森ビル100号室…など、表記する場所が範囲が狭くなればなるほど高級になるわけです。
ワインを楽しもうという方は、このことを必ず覚えておいてくださいね。

(photo:http://www.photo-ac.com/)

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