冷えた日本酒の奥深さは、味わうことのできる日本の美意識

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日本酒が織り成す不思議なハーモニー。冷えたワイングラスに注ぐ大吟醸。日本酒でも酒造りに適したお米の表面にあるたんぱく質など栄養分を削りに削ってでんぷんだけにします。こうすることで米糀がよくついて適切な発酵が行われ様々な味が作られます。

でんぷんが糀の酵素によりブドウ糖に変わると、今度は酵母によってアルコールに変わります。これが同時に起こることでアルコール分が20度以上の味わい深い醸造酒ができるのです。アルコールで発酵菌は消えてしまうのですが、酵素は残って仕事をし続けます。

少し贅沢したいあなたに教える新しいアルコールは、古事記に現れたお酒にそのルーツを持ちます。ヤマタノオロチに飲ませたというあのお酒のDNAが現在の日本酒の中に生きています。

獺祭(だっさい)という旭酒造のお酒が人気です。皮肉なことに日本酒の売上げは、大手酒造メーカーが特別なマーケティングをしないために販売ルートを失っていたこの30年、海外で着実にファンを作っていきました。

獺祭は海外ファンも一押しのブランド。古い造り酒屋が年寄りに任せて酒税法の範囲を守りながら儲け一辺倒で流れてきたのに対し、獺祭は若者が作っている日本酒です。山廃と違って酸味もありません。お燗をする必要はありません。是非、白ワインのように冷やして召し上がってください。

■獺祭|旭酒造株式会社

■獺祭 純米大吟醸 飲み比べ 180ml×3本セット(Amazon)

(photo:http://www.photo-ac.com/)

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