ワインを購入する前に・・・エチケットの基礎知識をご紹介します
ワインを購入される時、一番に確認する場所といえば「エチケット」だと思います。エチケットとは要するにラベルのことで、まさにワインの身分証明証と呼べるものです。さて、このエチケットなのですが代表的な3タイプをここで紹介します。ワインによってエチケット表記も変わってくるので、知っておくと便利です。ワイン購入の際の参考にしてみてくださいね。
まずは「ジェネリック(Generic)」。ワイン造りの歴史が長い地域に多いのが、この「ジェネリック」というタイプです。ボルドーやブルゴーニュ、シャンパーニュなどはほぼこのジェネリックタイプといえます。
地域名しか記載しておらず、基本的には産地でどんな葡萄がAOCとして使用許可を得ているかなど、基礎知識が必要となるので中級者向けのラベルです。アルコール度数や容量、生産者などは記載されています。
次に「ヴァラエタル(Varietal)」。ニューワールドワインの多くが、このヴァラエタルラベルを使用しています。地域名や生産者だけでなく、使用されている葡萄品種も記載されています。
とても分かりやすいので、ある意味ワイン初心者向けともいえます。ちなみに、葡萄品種を記載するのは各国の規定を満たす必要があります。
最後は「ヴァラエタルブレンド(Varietal Blended)」。ヴァラエタルと同様の内容ではありますが、こちらは複数のぶどう品種が使われているワインに使われるタイプです。
カベルネ・シラーズ、シャルドネ・セミヨンなど、やはりニューワールド系に多いエチケットです。
どこで、誰が、何年にどんな品種を使ってワインを造ったのか・・・さまざまな国のワインのエチケットの読み方のポイントを知り、理解できるようになれば、一気にワインの楽しみが広がります。お気に入りのワインと出会えたら、想い出と記念にエチケット(ラベル)を剥がしてファイリングを愉しむのも一興です。ぜひ、知識を身に着けてみてはいかがでしょうか。
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(photo:http://www.photo-ac.com/)