ワインとポリフェノールの関係再び!?知って得するワインと健康のお話
ワインブームが起こった1990年代。ワインに関してさまざまな情報が錯綜したことで、以前よりワインに目覚めていた方たちはこのブームについて苦々しく思っていたと言われています。
中でも赤ワインに含まれるポリフェノールが体に良いということで、ワインが健康飲料のように扱われたことが辛かったようです。確かにワインの本質とは別のところでブームが起きたことは手放しで喜べるところではないですが、事実、赤ワインは健康面には良い効果をもたらします。
特に先に述べたポリフェノールはとても健康に良いということで見直されていますし、ワインを毎日楽しんでいるイタリア・サルディーニャ島の方々が長寿ということでも知られています。今の時代、知識を垂れ流すだけの方だけでなく、健康にも気遣うことができるワイン好きこそが尊敬されるべきでしょう。ここでは、ポリフェノールとワインの関係について少し触れておきます。ワイン初心者の方でも知っておくとワイン選びの時に役立つ知識です。
以前、ワインブームのひとつとなるキッカケがポリフェノールは動脈硬化を予防するというメディアの報道だったようです。赤ワインはポリフェノールが多く含まれている葡萄の皮を使うため、皮を醸さない白ワインではなく、赤ワインが注目を浴びた結果となりました。
ブームが去ったとはいえ、赤ワインに含有されるポリフェノールが減ったわけでなく、今でも十分にポリフェノールは摂取できます。赤ワインに含まれるフェノール類とタンニンは抗酸化作用が高いため、コレステロールによる体内酸化を防ぎ、結果動脈硬化の予防となるのです。
どんな赤ワインにポリフェノールが多いのでしょう。ポリフェノールが多いワインとなると、長期熟成型のタイプの赤ワインとなります。長期熟成に使われる定番の黒葡萄品種は、カベルネソーヴィニヨン、シラー、ネッビオーロ、マルベック。これらの品種を使っているワインは、ポリフェノールが多めです。また、中程度がメルロ、ピノノワール、テンプラリーニョ、渋みが少ないボジョレーに使われるガメイ種など、カベルネソーヴィヨンに比べればフェノール含有量は少ないことになります。
このように、美味しくて健康的となれば、ワインを飲まないのが勿体ないくらいです。たまには、健康面からワインを楽しんでも良いのではないでしょうか。
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