これ以上は望めない・・・錬金術でまさに魔術をかけられてしまったようなフレンチ「Quintessence(カンテサンス)」
「Restaurant Quintessence(レストラン カンテサンス)」は、品川駅か五反田駅から歩いていきます。タクシーを使っても1メーター。お店の名前は『五番目の大切なもの』を意味します。錬金術で五番目にいれる大切なものらしいのですが、お店の方の説明ではそのようなフランス料理に取り組む気概のことだと言います。
クラシカルなフランス料理はごてごてしていたり、お値段がパフォーマンスにあっていなかったりしませんか?
ミシュラン三つ星のおしゃれなレストランは、モダンシックな空間。ガーデンシティ北品川御殿山の複合ビルにあります。スタイリッシュな美しさが光るインテリアです。
メニューは、その日の仕入れで決まるのでひとつだけ。12品で構成されています。ソムリエの方にシャンパンを選んでいただきましょう。
メゾンカイザーのパンは、甘過ぎないのでアミューズから相乗効果があります。最初にでてきたパイ生地にポルチーニのキノコテイストがしっかりついた粉末がかかっていました。このニュアンスが美しい。
カンテサンスが素晴らしいのは、温度の調整。熱いものは熱く、冷たいものは冷たくの徹底したサービス。そこに、突然、暖かいタルタルステーキなどサプライズが入ります。野菜にあわせてシェブールというヤギのチーズがパンチのきいた味にしています。海鮮の扱いが日本人ならではの和風感覚を生かしているため、スープなどにヤリイカが使われていて美味しさが引き立ちます。
ラングドックの乳飲み牛のアントレは見事。二度焼いているという肉は、中はジューシーで外がカリッとしています。チーズはチーズトレイの中から選ぶのかと思ったら、この一品というものが選ばれてきました。
ブリドモーは、ブリーの中でも王様と言われています。デセールは、アイスが絶品。メレンゲのやわらかさのある不思議な食感。ずっとコースの説明をしてくださったギャルソンの接客が素晴らしくインフォマティブでした。コストパフォーマンスとしてもこれ以上は望めない・・・そんな格別な想いに満足。
錬金術でまさに魔術をかけられてしまったような、そんな別世界のフレンチをご体感ください。
■レストラン カンテサンス Quintessence(公式HP)
■カンテサンス(Quintessence)北品川/モダンフレンチ (食べログ)
(画像出典:http://www.quintessence.jp/)