名古屋イタリアンの名店「エノテカ・ピンキオーリ」。ワイン、お料理、景色・・・すべてが最上級!
名古屋にあるイタリアンの名店のひとつ「ENOTECA PINCHIORRI(エノテーカ・ピンキオーリ)」さん。イタリア料理の最高級メゾン。そして、場所は名古屋ミッドランドスクエア42階という一等地。
同じ名前のワイン屋さんがあるので前から不思議だったのが、エノテカという言葉。“エノテカ”とはイタリア語で『ワインの博物館』または『ワインの宝庫』と辞書にあります。一緒にいった連れがゴロ暗記のために「エノテカまでは、ワイン屋と同じ。その後がピンカラトリオ」と、冗談まじりに言い続けていたのですが、大変失礼。
ピンキオーリとは、有名ソムリエのお名前。そのピンキオーリ氏が選んだワインは10,000本以上と言われています。ワインリストは、イタリアとフランスの二冊。カーブもふたつ分かれています。やはり、バローロを中心にピエモンテの個性派ワイナリーのものを試してみることにしました。
イタリアンは少しフレンチに比べると繊細さに欠けるものですが、ここは最初のうにとトウモロコシの冷製スープから、きめ細かさがありました。次に出てきたカエルをセモリナ粉でフライにしたものも鶏肉のように美味しい逸品。黒トリュフでニュアンスがついたウサギの一皿が続きます。フォアグラとイチジクが巾着のようなかたちのパスタに入っています。
ピエモンテは、フランスでいえばブルゴーニュのように個性派のワインがそろっていますので、ここでフルーティなものから樽香の強いものに変更してもらいました。ただし、デカンタージュをしっかりしてもらい、その赤ワインが開くのを待ちました。
岩塩でシチリアの肉を焼いたステーキのアントレが出てきたときには、酔いが少しまわっていました。
コッパのかたちのデセールも、桃やココナッツミルクなど様々なものからできていて、とても綺麗です。最後はエスプレッソでコースをしめました。
かなり洗練されたフレンチに近いイタリアンです。それもそのはず、現在のフランス料理の洗練されたスタイルは、イタリアのメディチ家からカトリーヌがお嫁入りした時にフランス王家に持ち込んだものなのです。
「ENOTECA PINCHIORRI(エノテーカ・ピンキオーリ)」。メゾンのレストランとはかくあるべき、というおすすめイタリアンです。
■ENOTECA PINCHIORRI エノテーカ ピンキオーリ(公式HP)
■エノテーカ ピンキオーリ名古屋/イタリアン(食べログ)
(画像出典:http://ep-nagoya.jp/)