夏場でも美味しく保存。ワインを劣化させない最善の方法。
春夏秋冬問わず、いつ何時でもワインは楽しめるお酒です。しかし、ワインはデリケートなお酒ですので、その管理方法は徹底的に注意を払わなければなりません。
こと、これからの夏の季節、ワインの保存方法を無視していると直ぐに「美味しくないワイン」となってしまいます。ここでは、夏場のワインの保存方法について考えていきます。
レストランの場合、ワインを保存するためにセラーが用意されています。年中一定の温度になっているため、季節問わず味わいは一定です。しかし、ご家庭でセラーをお持ちでない方も多いでしょう。
そんな方は、冷蔵庫の野菜室がおすすめです。欲を言えば、冷えすぎてしまうのを防ぐために新聞を何重にも巻き、コルクやスクリューキャップ部分はラップで包むと完璧です。
押し入れに・・・ということが良く教本などで書かれていますが、日本の夏は近年40度近くまで気温が上昇します。やはり、野菜室がベターでしょうね。
コルクがカビておこる作用にブショネというものがあります。この現象は一度開けたワインにも起こりうるのですから油断なりません。湿度の高い日本の夏であれば、その危険性も倍増。
開栓した後にブショネが発生した場合、寝かせて保存するとワイン全体がアウトです。
垂直で立てたからといって、品質が異様に落ちることはありません。まして、1週間以内に飲みきるならなおさらです。ぜひ、開栓したワインは垂直に立てて保存し、夏場でも美味しいワインを楽しめる日々をお過ごしください。
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