ワインの樽熟成の謎。新樽200%って何だろう!?
ワインが熟成されている場所を想像してください。こんなことを言われた人は、恐らく暗闇の中に多くの樽が積み重なっているシーンを想像するのではないでしょうか。
ワインにとって樽熟成はとても重要であり、何十年も寝かすことを目的とした高級ワインはほぼ樽熟成をとっています。そんななか、ブルゴーニュのとある生産者が広めたユニークな樽熟成方法があります。
それが「新樽200%」というもの。これは一体どういったことなのか、ここでは新樽200%や樽熟成について簡単に考えてみたいと思います。
新樽100%なら、想像がつきやすいですが新樽200%だと全く言っている意味が分からないという方の方が多いでしょう。新樽200%とはブルゴーニュのドミニク・ローラン(Dominique Laurent)氏が始めた手法であり、新樽で熟成していたワインを買い付け、また別の新樽で樽熟成させることを差しているのです。
確かに、この手法は新樽を二回使っているので当てはまります。さらに、ここまですると樽香が厳しいようなイメージもありますが、丁度良い絶妙なバランスで仕上げられています。一度試すのも悪くなさそうですね。
そもそも、樽熟成であれば高級であるというのは別の話です。余計な香りがつくことでブドウ本来の香りや爽やかさが飛んでしまう品種もあります。白ワインは特に多いでしょう。
シャルドネなどは、少し樽で寝かし、その後でステンレスタンクで熟成させるものもあります。樽について深く考えずワインを飲まれる方も多いと思いますが、樽熟成の年数などを考慮して飲み比べても楽しいかもしれませんね。
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(photo:http://www.photo-ac.com/)