夏バテ防止に砂糖いらずの栄養ドリンクを!
美容に良いと女性が注目している「甘酒」は冬のイメージが強いかもしれません。しかし江戸時代の庶民は、夏バテを防ぐために“夏の栄養ドリンク”として、甘酒を好んで飲んでいたそうです。
甘酒は昔から「飲む点滴」と言われています。なぜそう言われているかというと、甘酒には豊富な栄養が含まれているため、元気がない時や食欲がない時飲むと良い日本古来から親しまれ続けた飲み物です
甘酒には「酒粕を使って作る甘酒」と「麹を使用する作り方の甘酒」の2種類があります。
酒粕を使って作る甘酒にはアルコール成分が入っていますので、苦手な方や小さなお子さんが飲まれる場合などには酒粕を使っていないものをお選びください。
一方、麹を使って作る甘酒は、米麹と米と水を原料としているのでアルコールが含まれていません。
これは米麹を発酵させたもので、でんぷん質を糖化させるため甘い飲み物になり、発酵の段階で自然の甘さが出ます。そのため砂糖不使用で、しかもノンアルコールです。
手間隙がかからない“酒粕で作られている甘酒”より栄養素が豊富なのは、“米麹を発酵させて作る方法の甘酒”です。
一般的に「飲む点滴」と呼ばれているのは、米麹から作った甘酒のことを指します。原料に米を使っているので栄養価が高いのも特徴です。米麹で作られた甘酒は、本来は自然発酵させて出てくる甘みで頂く飲み物なので、基本的には砂糖は加えられていません。
しかし商品化されたものは、砂糖が加えられている場合もあります。選ばれるときには必ず、原材料表示をご確認ください。
また、市販の殆どのものは高温で加熱殺菌されているのですが、出来れば酵素が生きている非加熱の商品を選ばれた方が、健康&美容に効能を発揮してくれます。
2016年夏の気温は、猛暑になるとの予想があります。夏バテ防止の栄養ドリンクとして甘酒を取り入れてみてはいかがでしょうか。
(photo:http://www.photo-ac.com/)