フルーツでギネス記録!?
ギネス記録と聞いて、何を思い浮かべますか。最近では米大リーグで活躍するイチロー選手の通算最多安打数の記録認定が記録に新しいのではないでしょうか。
そんな中、去年ギネス記録を保持した果物があります。ご存じでしょうか?それは梅雨に入り旬を迎えた「桃」です。「桃でギネス?」と思われる方も多いでしょう。実は桃の甘さ「糖度」のギネス記録なのです。
こんなすごい桃は、どこで生産されたのでしょうか。
桃の生産地としては岡山県、和歌山県、山梨県などが有名でご存知の方も多いのではないでしょうか。
実はこれらの県ではなく、なんと大阪府岸和田市包近(かねちか)町で生産されているのです。
もともとリンゴ農家であったマルヤファームの松本隆弘さんは、リンゴ栽培で利用していた微生物を利用した土壌改良に着目し、桃栽培に応用しました。
費用、手間などは増えたそうですが、糖度は飛躍的に伸びました。しかし、そこで起きた問題は「しつこい甘さ」です。それを改善すべく改良を重ね、約10年の歳月をかけ“果物らしくさわやかな甘さ”の桃を作ることに成功しました。
甘さの質はギネス記録には関係ないことですが、さすがプロの桃農家さん、こだわりがあります。
また、その時は未だギネス記録に『果物の糖度』はなく、嘆願し働き掛け続けました。
そしてついに、通常市場などで出回る最高ランクの桃で12~13度のところを、なんと「22.2度」を記録し、ギネスのカテゴリーとしても認められギネス認定の世界一甘い桃の栄冠を手にしました。
現在も記録更新を目指し挑戦されています。糖度も凄いことなのですが、なんといっても挑戦されている姿勢に感動しますね。
松本さんが甘さにこだわった桃「包近の桃」を、ぜひ一度は食べてみたいですね。
■包近の桃 マルヤファーム(公式HP)
■糖度15度以上「包近の桃」8,800円(税込)化粧箱 約2kg(5~8玉)(楽天市場)
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(photo:http://www.photo-ac.com/)