『レイノー』というフランスの陶磁器ブランドには語るだけのストーリーがありました
『レイノー(RAYNAUD)』という陶磁器ブランド。フランス陶磁器の産地は、やはりリモージュ(LIMOGES)。この地で、医者の奥様だった方が川に毎日洗濯に行ってました。その小川には、汚れを落とし真っ白にしてくれる謎の白い粘土がありました。奥様は、バケツに入れて家に持ち帰り、キッチンの布巾などを洗っていました。
それに気づいた旦那さんが、その成分を研究所で調べてもらうと、カオリンという陶磁器を作るために適した土だとわかりました。マイセンの製法が秘密政策となっていた時代、リモージュはこうしてフランス陶磁器の一大生産地になっていきます。特にルイ15世の愛人だったポンパドール夫人の援助もあり、王宮の様子を描くリモージュ焼きが有名になっていきます。
その中で『レイノー』は、王宮に尊重されたフィルムによる絵付け技術で頭角をあらわしました。これは、ロイヤルコペンハーゲンなどが手書きが価値があるとしているのとは、対局です。日本では、高級フランス料理店に行ってお皿を見ると『レイノー』のお皿ということがよくあります。
ハウス食品がスポンサーになり日本に誘致したため、数々の経済的困難も乗り切る体力が『レイノー』には、あります。
ジョルジュサンドをイメージした野生のいちご模様、世界の有名シェフとコラボしたシリーズなど、それぞれがとても個性的なコレクションになっています。ギフトとしても喜ばれる品ですが、是非普段から使ってみてはいかがでしょうか。
<エルキューイ・レイノー青山店>
東京都港区北青山3-6-20 KFIビル2F
◯営業時間 11時〜19時(日曜定休日)
(画像出典:http://housefoods.jp/)