米国対欧州のトップ選手達が激戦を繰り広げる大会『ライダーカップ』
2年に一度開催されている米国と欧州のプロゴルファーの代表選手が競う対抗戦『ライダーカップ(Ryder Cup)』。毎年開催のメジャー競技であるマスターズ、全米オープン、全英オープン、全米プロゴルフ選手権とは違い2年に一度の開催で、米国、欧州ではメジャーに匹敵するくらい注目されている試合です。
第一回大会が開催されたのは1927年。今年が第41回大会となり、通算成績は米国25勝に対し、欧州が13勝、引き分けが2回。直近では欧州選抜が3連勝しています。
それぞれの国の主力となる選手が選出され、競技の結果及びキャプテンの選手選考にも注目が集まります。選手にとっては選ばれるだけでも大変名誉なことと言われています。
今年のメジャーチャンピオン4人と、リオデジャネイロ五輪のメダリスト3人の他、賞金ランキング上位の選手が出場し、とても豪華な顔ぶれが揃いました。
2016年開催の舞台は、米国ミネソタ州に位置する「ヘーゼルティンナショナルゴルフクラブ(Hazeltine National Golf Club)」7628yd(パー72)でした。ここは「全米オープン」(1970年、1991年)や「全米プロゴルフ選手権」(2002年、2009年)などが行われてきた名門ゴルフコースです。
『ライダーカップ』での試合で用いられる競技方法は、通常のストロークプレーではなく、マッチプレーが主です。他にフォアボール、フォアサムでも試合が行われて、最終日は同組である選手と個人戦マッチプレーで決着が付けられます。
勝敗はポイント制。三日間競い合ったポイントを合算し、ポイント数が多いチームが勝利となります。
通常のストロークプレーと違い、チーム対抗のマッチプレーは相当ハイレベルです。いつものストロークプレーよりも選手は守りに入らず、アグレシッブにプレーするのでかなりエキサイティング。今年の結果は、1日目からリードしていた米国選抜が欧州選抜をくだし、2008年以来4大会ぶりの優勝で幕を閉じました。
いつもとは違うプレーが魅力の『ライダーカップ』。日本ではメジャーほど話題にはならない大会ではありますが、世界ではとても注目の高い大会です。次回、2018年は「ル・ゴルフ・ナショナル(Le Golf National)」にておこなわれ、初のフランス開催となります。
「ル・ゴルフ・ナショナル」は名門でありながらも、ゲストでもラウンドが可能なゴルフ場です。場所も、パリ市内から車で約1時間程度(渋滞なしで約40分)。これを機に一度プレーしてみてもよいかもしれませんね。海外でのプレーまでは、というかたは2年後、リアルに観戦しに行ってみてはいかがでしょうか。
◯2016年 ライダーカップ
■2016 Ryder Cup at Hazeltine National Golf Club, Sep 27 – Oct 2, 2016 | RyderCup.com(公式HP)
◯2018年 ライダーカップ
■The 2018 Ryder Cup(公式HP)
■2018 TICKETS / EVENT INFORMATION(公式HP)
◯Golf National(フランス)
■Golf National(公式HP)
■ル・ゴルフナショナルアルバトロス/パリゴルフ場/海外ゴルフ場(Gozarla)(終了しました 2021/1/22現在)
(画像出典:http://www.golf-national.com/)