ボジョレー・ヌーヴォーだけじゃない！世界にもある新酒の世界
10月に入り、街の中はハロウィンにむけてのイベントやハロウィンスイーツやグッズが溢れ、雰囲気も盛り上がってきています。しかし、大のワイン好きとしては、この時期はハロウィンよりも、すでにボジョレー・ヌーヴォーが気にかかってしまう方も多いはずです。
これだけ日本でボジョレー・ヌーヴォーが人気となっていながらも、知られていないのが他の国の新酒です。ボジョレー・ヌーヴォーだけが新酒として売れる特権を持っているわけではなく、ワイン作りをしているどの国にも魅力的な新酒はあるのです。ここでは、世界の新酒のなかでも、押さえておきたいエリアを抜粋してご紹介していきます。
まずは、ヨーロッパ新酒2つ。ヨーロッパで最も早く新酒が発売されるのは・・・実はイタリアなのです。
イタリア産新酒は「ヴィーノ・ノヴェッロ」といって10月30日が解禁日です。以前は11月6日が解禁日でしたが、2012年に日程が前倒しされ現在の日にちとなりました。ボジョレーと同じ造りですので、味わいは大きく変わらず、軽快で飲みやすいお味になっています。
次に、オーストリアの新酒。こちらは「ホイリゲ」と呼ばれています。こちらもボジョレーよりも少し早く、毎年11月11日が解禁日となっています。ウィーンへ行くと、同名のワイン居酒屋が多く点在しています。こちらは自家製ワインの新酒と簡単なおつまみを楽しめる場所から、「ホイリゲ」と呼ばれることになったそうです。同じ言葉でも二つの意味があるのでご注意ください。
そして、ヨーロッパ以外の地域。一番身近なところで日本にも新酒があります。“初しぼり”と呼ばれたりしていますが、最近では国内ワインも“ヌーヴォー”と表現されることも増えてきました。
最後に注目すべきは、チリ産やオーストラリア産の新酒。こちらは南半球で季節が逆ですので、5月や6月に解禁されています。
実は、日本国内で一番早くその年の『新酒』が飲みたければ、チリやオーストラリアのヌーヴォーをゲットすれば良いのです。ボジョレー・ヌーヴォーも美味しいですが、他の国がそれに劣ることは絶対にあり得ません。
春と秋は世界の新酒を愉しむ季節。色々な国の新酒を気の許せる仲間と一緒に楽しみましょう。
◯ヴィーノ・ノヴェッロ / イタリア産新酒
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◯ホイリゲ/オーストリア産新酒
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■ツァーヘル ウィーナー・ホイリゲ ツヴァイゲルト 2016年 グリィンツィング・ヌスベルグ・ゲミシュターサッツ/オーストリア新酒/予約商品（Yahoo！ショッピング）
（photo：https://pixta.jp/）